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片品村のトマト農家さんを訪ねてきました その3

以前からお伺いさせていただいている今村農園さんが、トマトの苗の定植(植え付け)作業をされるということで、今回はお話を聞くだけでなく実際に作業を体験させて頂こうと思い、畑に伺いました。

5月はあまりお天気に恵まれず曇天や雨の日が多かったですが、久しぶりに見る苗は大事に育てられた甲斐もあって、無事に黄色い花を咲かすところまで成長していました。この黄色い花(花芽)が咲いた時が定植のタイミングとなります。

トマトの花芽

ハウスに入ると新鮮な緑の香りで満たされていて、植物の力強さに圧倒されそうになりました。
今回は約2,400株(ビニルハウス6棟分)を2日に分けて定植されるとのこと。

黒いマルチに一定間隔で穴を開け、育苗ハウスから運び出した苗をその間隔ごとに並べていき、下準備を進めます。

そして苗をポットから出して掘った穴の中に苗を植えていくのですが、トマトが実ったときにわかりやすいように花芽を通路側に向けること、また土のついた手で苗を触ると傷があった場合に苗が病気になってしまうので触らないこと等、基本的な注意点を教えていただき、私も定植作業に当たらせていただきました。

花芽はどこ

花芽が前って、「ん??あれっ、このくらいの角度でいいのかな・・・」と何度か今村さんに確認しながら、恐る恐る作業開始。間違えないように丁寧に…などと思っていたら、目の前で作業していた今村さんはあっという間に先まで行ってしまい・・・汗、私がようやく1株植えている間に何株も植えています(お邪魔してすみません(^^;))。

定植作業 定植作業
(↑私です)

ポットから苗を出すために茎に触れると思ったよりもがっしりとした感触で、本当に元気に育っているんだなーと実感しました。定植作業は、しゃがんだ状態で行うので慣れない私はしばらくすると腰が痛くなってきました・・・。この作業を何時間も行うなんて農家さん、すごい。作業した日は雨だったのでビニールハウスの中の気温も高くなかったのですが、晴れの日はハウスの中は今日よりも暑くなるので作業は体力勝負なんだろうな、と思いました。

作業後、先日見せていただいた接木苗たちも見せていただきました。こちらは時期をずらして植えるそうで、まだ育苗している最中でしたが、台木と穂木が一体化して一本の苗にとして順調に育っていました。

接木苗 次の苗

定植して空っぽになった育苗ハウスはお役御免…ではなく、今度はここにも定植できるようにこの後整備していくそうです。ハウス内に張っていたシートをはがしたり、温度管理に使っていたシートを干して乾かしたり…様々な作業を手際よくこなされておりました(私も少しだけ手伝わせていただきました)。

育苗ハウス   育苗ハウス

植え付けた後は、トマトの茎を誘引(枝を固定する作業)や、成長の様子を見てわき芽(余分な枝のようなもの)を取っていく作業等に入っていくそうです。これらも1本1本行う作業。
また病害虫にもとてもデリケートなので、常に目を光らせながら管理作業を行う必要があるようで、トマト栽培はとても手間ひまがかかる作業だなぁと実感しました。

以前、今村さんがトマトがわが子のように可愛いとおっしゃっていましたが、小さい苗が大きく育っていたのを見て、実際に定植してみてその気持ちが解かる気がしました。

美味しい野菜を育てるためにコツコツと膨大な作業を行う農家さんたちに頭が下がります。

定植した苗たち、大きく育っておいしいトマトを実らせてね!!

お忙しい所、ご協力いただき本当にありがとうございました。
これからも折りをみて伺って実際の作業を体験させていただこうと思います。